2017-10-10

アルハンブラ宮殿 貴婦人の塔  その3



釉薬で彩色をした後、

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一回目の焼成をしました。






焼成後のタイルを見て、愕然!!

空の ある一部分だけが
何故か、他より濃いめの色になっていました。 あれれ?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ??
意図した彩色ではなかったのです。。。。
(写真は撮ってません)



どうやら混色の配合を間違えたようです。
(そうか、確か夕食後の作業だったから
酔っぱらっていてテキトーにやっちゃったんだ。。。)







慌てて塗りなおし、さらに建物壁面や左側のヤシの木や植栽部分も修正しました。


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この状態で2回目の焼成。






ツギハギだった空の色はなんとか修復できました。 ふぅ~ (* ´ ▽ ` *) 







次に建物前面の水面部分の絵付けに取り掛かりました。



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画面右側から強い日差しが建物にあたっています。

池の水面には5つの優雅なアーチと澄んだ青空が綺麗に映り込んでいて、
まるで鏡が置いてあるのかと錯覚しそうなほどです。







これで3回目の焼成。









焼成後はこうなりました。


blog246j.jpg





よし、これでOK。

出来上がりです。



この後、額装します。









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2017-09-27

南イタリア旅行

今月初めに

南イタリアに行ってきました。



ナポリ近郊アマルフィ海岸やカプリ島、シチリア島、ランペデューサ島など

信じられないほど美しい夏の海を満喫し、

ちょっぴり遺跡巡りもして(夏の遺跡巡りは

日陰があまりないのでけっこう過酷です、、、

内容盛りだくさんでサイコーの旅でした。



ワインも食事もサイコーでした。

南イタリアは特に新鮮な魚介類が美味しくて

旅行中は毎日毎日、ランチとディナーに

必ずワインと共に頂いていましたが、、、、、

食事の時の写真を撮ってなかったので

残念ながら割愛します。。。









以下、タイル関連の話をまとめます。




まずはシチリアのカルタジローネ。


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スカーラ(階段)が有名です。

149段ある階段の蹴上がりに

マヨルカ焼きのタイルがはめ込まれています。




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一段一段すべてのデザインが違っています。





階段を昇る途中、左右に陶器屋さんが

並んでいます。

そのうちの一つに入り、女性の店員さんと話していたら

実は彼女がその店の製品を絵付けをしている当人だと分かりました。

「絵付け歴は30年よ」との事。

店員さんじゃなくてショップオーナーでした。

「ワタシ、スペインのマヨルカ焼きの絵付けを

習っているんですよ~、えっと15年くらいかなぁ。。」と言ったら

店の裏にある工房を見せてくれました。

焼成温度は900度だとの事でした。

カルタジローネの陶器は

濃いブルーとイエロー、オレンジ、グリーンを使用し、

シンプルな柄だけれど温かみがあります。

代表的な柄はアーカンサス(地中海地方に多く自生する植物)だそうで、

オリーブオイル入れの壺と 角皿を買いました。








タオルミーナの陶器屋さんで

赤い色がとても印象的な陶器が沢山あったので

タオルミーナの陶器ですか?と聞いたら

サント・ステファノ・ディ・カマストラで作られている陶器ですよ、と教えてくれました。

タオルミーナでは陶器を作っておらず、

シチリアで売られている陶器はほぼすべてが

カルタジローネとサント・ステファノ・ディ・カマストラから

送られてくるそうです。



これがサント・ステファノ・ディ・カマストラ(santo stefano di camastra )の陶器です。

赤と水色のコントラストが非常に美しいです。


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小鉢より少し小さめの器です。

高台(こうだい)に糸を通す細い穴が開いていて

壁に飾ることも出来るようになっています。











タオルミーナのメインストリート(と言っても小さい通りです)を

ブラブラ歩いていたら

こんな看板を見つけました。


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タオルミーナのセラミカ、 アートワークショップ、と書いてあります。




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細長い通路を通って中に入ると

様々なタイプの作品が壁やテーブルに展示され

販売もされていました。



作品の写真撮影はNGでしたが

デザインはわりとモダンな柄から風景画、さらには

漢字(!!)まであり 「春夏秋冬」なんて書いてある

タイルがありました。



奥の小部屋で小柄な女性がスツールに座って絵付けをしていました。




日本から来たんです、と話しかけたら

絵付けの手を止めて「ようこそ」と迎えてくれました。

「KERAMEION」と言うのは ギリシャ語でセラミカを意味するそうです。

街中のお土産屋さんで見るような伝統柄ではなく

独自のデザインでタイル作品を作っていらっしゃる

作家さんと話が出来るとは思っていなかったので

嬉しかったし、とてもラッキーでした。








アマルフィの街中にあった陶器屋さん。



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シチリア名産のレモンがデザインされた陶器が

多くありました。

シチリア産のレモンは皮が厚いのですが

果汁に富んでいて

くし形に切ったレモンにオリーブオイルをたっぷりかけて

さらに塩を少しふったものを

サラダとして食べることが多いと聞きました。










ナポリあたりのお土産屋さんで

よく見かけたのが なんとクエンカタイルでした。

写真は撮っていませんが、

以前来た時には、ほとんど見かけなかったような気がします。

小型のプレートやマグネットなど、ちょっとしたお土産として

安価で売られていました。

どこで作られたものかチェックしてきませんでした










久しぶりに訪れた南イタリア。



北と比べると やはり失業率は高そうだし、

時間通りにはいかないし、何かを頼んでもすぐには対応してもらえない。

日本的なサービスにはついぞお目にかかれませんが

お客の側もサービスの側も、あんまり些細なことに拘らず

それぞれ自分の人生を楽しんで生きているなぁ、という感じ。

やっぱりスペインに似ているのかな。。。。



かと言って、他人を無視しているわけでは全然なくて

とんでもなく義理堅く、人情に厚いという側面もあるのです。

ラテンの精神で「心配するな、何とかなるもんさ」という考えで

少しくらい不都合があったって

笑い飛ばして生きていく、そんな力強さに満ちていました。












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2017-09-17

デューラーの水彩画 「池の小屋」 を模写する その2



先週、南イタリア旅行から帰ってきました。



あちらは、まだまだ真夏の太陽が照りつけていて
日中は35度近くまで気温が上がります。

さすがに朝晩は涼しいのですが、
(夏の稼ぎ時に懸命に働く)お土産屋さんを冷かしたりしながら
バカンス客達はノンビリと海水浴や日光浴、
お散歩を楽しんでいました。

ワタシも観光している間に、肩や腕、顔もすっかり日焼けしました。

まぁ、日焼けなんて全然気にならないし、
充分にエンジョイしたのは
何といっても美味しい地元ワインとお食事です

同行した方たちが
ワイン好き&グルメ&めっちゃポジティブ人間ばかりで
ずーっと楽しく過ごせた、まさに至福の旅行でした。


そのうちに旅行記をアップしますね。








さて、今回は

500年ほど前にドイツ・ルネサンスの巨匠デューラーが描いた風景画を

マヨルカ水彩技法で模写した作品の続きです。




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15cm角タイル一枚に描いていますが、

この水彩画の実物は 21cm×23cmです。










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絵付けが終了した状態です。




池の水面はブルー、イエロー、オレンジ、グリーンが混じりあい、

非常に美しい光景です。




後代の研究者によって

ここは ニュルンベルグ郊外、聖ヨハネ聖堂の近くにある

池である、と特定されているそうです。












焼成後はこちら。



     blog240hh.jpg







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これで出来上がりです。








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2017-09-02

アルハンブラ宮殿 貴婦人の塔  その2

3年前に行ったアルハンブラ宮殿内の

貴婦人の塔で撮った写真をもとに風景画を描いています。




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描き始めた頃は 猛暑日の連続でした。

外出するとあまりの暑さに 足元からゆっくりと

茹で上がって?いきそうなほどでしたが、、、、



ここ2~3日はすっかり気温が下がってきて

長袖を着込み、夜は毛布を一枚追加して寝ています。







さて、世界遺産のアルハンブラ宮殿、入場するだけでも

事前準備?が大変でした。

まずはネットで予約(これは旅行会社に代行してもらいました)

予約した日にちと時間が明記されたバーコード付きのチケットを持っていき、

指定された時間に入場します。


当日券もありますが、チケット窓口には長蛇の列ができていて

売り切れてしまったら、その日の入場は不可能、

そんなこんなで、入り口周辺は押し合いへし合いの大混雑。



宮殿内に入ったのちも、要所要所に係員がいて、そこを通るときに

いちいち一人一人のチケットを提示させバーコードを読み取るのです。

全てがきっちりとシステム化され、入場者の動向を管理しているようです。









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20年以上前に初めてアルハンブラ宮殿を訪れたときは

閑散としたチケット売り場でチケットを買って入場し、

ゆったり、のんびりと宮殿や庭園を散策したものでした。

庭園管理のオジサンがテキトーに鼻歌を歌いながら

水やり作業していたりして、本当にのどかな場所でした。。。









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建物の向こう側に ちらと見える山はサクロモンテ。








なるべく人のいない時間帯を狙って撮りましたが、

よく見るとカップルが写っていて、

彼らも描きこんでしまいました。


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Tシャツに短パン姿の、とても若い二人です。







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クエルダセカ釉薬で彩色を始めました。









制作が中途半端な状態ですが

明後日から10日間ほど旅行に行ってきます。










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2017-08-22

デューラーの水彩画 「池の小屋」 を模写する その1

アルブレヒト・デューラーが1496年に描いた水彩画の模写をします。




タイトルは「池の小屋」です。




15cm角タイルに施釉し、

下絵を転写してから マヨルカ水彩技法で描いていきます。




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手本にした水彩画のオリジナルサイズは 21cm×23cmです。






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画面手前は池の岸になっていて、

左側には簡素な木の舟が見えます。







この風景画を描いたのが 朝なのか夕方なのか 

画面全体がオレンジがかった光に満ちていて、

とても幻想的な風景です。


















スペインタイル工房のHP内で

教室の卒業生であるMさんのスペイン旅行記が掲載されています。

6月末から始まった全5回の旅行記の

最終回(プルジェナとグラナダ編)が

8月21日に更新されました。 ⇒  ハートマークをクリックしてくださいませ。



団体旅行では決して行けないような

南スペインの小さな村々を訪れる旅、

小さな村でも そこには必ず、その土地独特の生活習慣や文化があり

スペインタイルのデザインや形状にも深い影響を

与えているんですね。。。



とても素敵な旅行記です。

素晴らしい写真と共に、ゆっくりとご覧くださいませ!

















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プロフィール

ゲンちゃん

Author:ゲンちゃん
2002年、スペインタイルアート工房の通年コース受講開始。
スローペースでなんとか卒業し、以後、
気のむくままに制作を続けています。

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