2015-04-05

作品展が終了いたしました

川崎のアートギャラリーで開催していた
友人2人と共同の作品展「タイルスタイルx3人展」が
本日、無事に終了いたしました。

5日間と云う短い会期にも関わらず
お忙しい中、また、ここ数日の気温が低く肌寒い中、
予定をやりくりして会場まで足をお運び頂いた皆様に
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

2011年、2013年の個展に続き
今回は、2人の才能溢れる強き味方を得て
開催にこぎつけた作品展、
本当に楽しい経験になりました。


約1年半まえの企画段階から
一緒に考え、アイディアを出し合い
お互いを支えながらの共同作業で
非常に充実した日々を過ごせました。


今回の作品展で得た経験や刺激を基にして
また新たな展開が出来ればいいね、と
3人で話しております。


皆様、本当にありがとうございました。



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genre : 趣味・実用

2013-12-07

川瀬巴水(かわせ・はすい)展

大田区立郷土博物館で開催中の
川瀬巴水展を見てきました。
(会期 10月27日~平成26年3月2日まで)


明治期に衰退の一途をたどっていた伝統的な木版画技術を復興し、
新時代の「新版画」を提唱、風景画を中心に、
昭和32年に亡くなるまでに700点近い版画作品を残しました。

港区新橋生まれの巴水は
版画制作期間のほとんどを
移住した大田区で過ごし、区内で没したという事で
墓所も郷土博物館にほど近い万福寺にあります。


巴水は自然の風景をこよなく愛したようで、
日本各地を旅行し、そこでスケッチした風景や人々、日常などを
作品に残しましたが
盟友・伊東深水はそんな川瀬のことを「旅情詩人」と呼んだそうです。


風景画の構図は、とても参考になります。
細部にまでこだわる描き方、
さらにふんわりと積もる雪を表現するために
版木に工夫を加えたことなど
解説を読みながら一人「う~ん(すごい)」と唸ってしまいました。

会期は約4か月で、前期、中期、後期と
制作年代によって分かれています。


ワタシは先月、前期を見てきましたが
完成品の版画の他に、川瀬の肉筆水彩画や
写生帖の展示もありました。


、、、全作品を掲載した分厚いカタログも買っちゃったけど
なんとか時間を作って
中期、後期の展覧会も見ようと思っています。
やっぱ本物を鑑賞したいですもんね。

blog99j.jpeg




ちなみに、

生誕130年にあたる今年、
千葉市美術館でも生誕130年 川瀬巴水展 —郷愁の日本風景が開かれています。






theme : 東京23区
genre : 地域情報

2013-11-06

伊万里 染付けの美

酷暑の夏がようやく終わったと思ったら
10月は毎週のように台風がやって来て、
今年の秋はなんだか気忙しい、、、

な~んて思っていたら
もうすっかり秋も深まって
お天気さえよければ
少し冷たくて新鮮な空気を吸いにお散歩に出かけるのが
とっても楽しい季節になりました。。。。



、、、という訳で、


六本木一丁目駅から歩いて5分ほどの場所にある
泉屋博古館分館で開催中の
「伊万里焼 染付けの美」展を見てきました。



伊万里の染付けの中でも、江戸時代後期に作られた
直径40cmを超えるほどの大皿ばかりを集めた
ちょいと異質の内容です。

なぜ異質か、というと、

伊万里焼は江戸後期になると大量生産された結果、質が低下して
一時的に庶民向けの雑器とみなされていた時期があり、
19世紀に作られた伊万里の大皿は、
いままで美術品としての価値がない、とされ
日の目を見ることがなかったからです。




江戸後期には、料理文化が発達し
高級料理店などが出来たことにより
財を成した庶民階級が大皿料理を供する宴会などが増え、
そうした場で伊万里の大皿が活躍するようになったそうです。

宴会で使われたので
絵柄は鶴、富士山、七福神、鯉や竜・鳳凰・獅子、松竹梅など
御目出度いものが喜ばれたのですが、
かなり大胆な構図の皿や
「え?こんなデザインの皿に盛った料理って
美味しそうに見えるのかなぁ???」と
首をかしげたくなるようなものなど
ある意味、珍品ぽい伊万里大皿が並んでいます。

江戸の人たちは、粋で洒落っ気があり、
もしかしたら現代に生きている私たちよりも
感性もユーモアもずっとずっと自由奔放だったのかも知れません。




また、この時期の伊万里に大きな影響を与えたのが
江戸中後期にかけて幕府が行った
「享保の改革」や「天保の改革」でした。
(うひゃ~  歴史の授業を思い出しますよね)


ぜいたく品の取り締まりにより、華やかな色絵が敬遠されましたが
藍色の染付けは、地味めだという理由で
統制を受けませんでした。


奢侈禁止令を受けた結果、、、


たとえば
着物の反物では、色数を抑えるよう統制を受けた職人たちが
小紋を生み出しました。
小紋は高度な技を必要とし、
制作に時間も手間もかかる贅沢品ですが、
遠目で見れば無地にも見えるために
幕府の役人の目をごまかすことが出来たのです。


色絵を描けない職人達は
藍色だけで豪華な大皿を演出するために
知恵を絞り、絵柄だけでなく地模様にも凝りました。
デザインの背景に網地、亀甲地、麻葉地、などの
非常に細かい模様を入れたのです。


いや、もう、この地模様が
ほ・ん・と・にスゴイ!!
メチャクチャ細かくて
あまりの細かさに
じーっと見つめているうちに目がかすみ、
コンタクトレンズが乾いてきて涙が出てきました。

特に「みじん唐草」の大皿。
こんなん人間が描けるのか?
マジでわが目を疑いました。

制約を受けても、
あるいは制約を受けたことが契機となり
さらなる発展を遂げてしまう日本の伝統文化は、、、
やはり素晴らしいです。。。。





江戸後期の職人たちが高度な技術を保ちつつ
豊かな想像力と遊び心を取り入れながら制作したこのコレクション、
染付けが好きな方なら一見の価値があると思います。




blog99i.jpeg
あ、パンフの写真がボケ気味。




詳細はこちらからどうぞ。。。
   


特別展「図変り」大皿の世界

伊万里 染付けの美

会場: 泉屋博古館分館

   




theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2012-05-24

「 レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展

渋谷のザ・ミュージアムで開催中の
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」を見てきました。


目玉は日本初公開の「ほつれ髪の女」

うつむき加減で伏し目がちの若い女性の
頭部だけ描かれています。
小さな作品なので、できるだけ近くで見ようとして
グッと身を乗り出して見つめている人が多いです。
モナリザと同じく、かすかに微笑んでいますが
瞼が薄く閉じられて目の表情が見られないため
余計、神秘的に見えます。




おなじく日本初公開なのが「岩窟の聖母」。

ルーブル美術館とロンドンのナショナル・ギャラリーにある
あの有名な2作、、、、ではありません。
なんと! 個人蔵の「岩窟の聖母」です。
なので、なかなか世間の目に触れる機会がないそうです。

個人蔵、、、、
一個人でダ・ヴィンチの作品を所有してるってスゴイ事ですよね。
温度管理とか湿度管理とか、当然の事、セキュリティの問題とか云々、
いろいろ想像しちゃいますね、、、って大きなお世話ですが。
そういえば、あのビル・ゲイツさんも
確かダ・ヴィンチの手稿(レスター手稿だっけ?)を購入した、という
ニュースが数年前に報道された記憶があります。



人物の姿勢や構図はルーブル美術館所蔵の絵と同じですが
色味はナショナル・ギャラリー所蔵の絵と似ている作品でした。

ダ・ヴィンチ関連の本によると
ルーブル所蔵の「岩窟の聖母」はダ・ヴィンチ主導で
デ・プレディス兄弟(ミラノ在住の画家)と共作、
ナショナル・ギャラリー所蔵の作品は
デ・プレディス兄弟が中心となって描いた、との事。





ダ・ヴィンチは、10代前半で弟子入りしたベロッキオの工房で
素描を徹底的に教え込まれたそうで
日本初公開の「衣紋の習作」も見事です。
まるで目の前に実際に
柔らかな布が置かれているかのようでした。




blog116p.jpeg
ミュージアムショップでダ・ヴィンチ関連の本を買い込んでしまいました。
真ん中のチケットに印刷されているのが「ほつれ髪の女」です。
会期は6月10日まで。





   こちらは 5月29日(火)迄ですよ~!!
            
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         日本橋三越 本館5階 スペース#5にて
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theme : お散歩・お出かけ
genre : ライフ

2012-03-28

ボストン美術館  日本美術の至宝

桜はまだ咲いてないけど
気持ちよく晴れあがり、お散歩日和だった昨日、
東京国立博物館で開催中の
ボストン美術館「日本美術の至宝」を見てきました。

仏教絵画、絵巻、近代絵画、仏像、刀剣、着物(小袖や能装束)等々、
盛りだくさんの内容です。



一番圧倒されたのが、美術展のポスターにも使われている
曽我蕭白の雲竜図。

修復された、とはいえ、竜の胴体部分は失われています。
しかし、それでもこんなに巨大な絵だったとは。。。。絶句。

正面に置かれたソファに座り、しばし見とれてしまいました。



もう一点、奈良時代(8世紀)に描かれた
「法華堂根本曼荼羅図」

さすがに傷みが激しく、全容がよくわからないので
作品の左側に 元々の絵の構成が説明されています。

、、、、これもスゴイ。
誰か複製画でも描いてくれないかなぁ。
1300年も前に、こんな絵が描かれていたなんて。

8世紀くらいのキリスト教絵画で、
こんなに幽玄な背景を描きこんだのってあったっけ?
イコン画に象徴されるような平面的な絵ばっかりだったと思う。


ほんとは「平治物語絵巻」も見たかったけど
「吉備大臣入唐絵巻」ともども長蛇の列が出来ていて
スルーしてしまいました。

あぁ、ゆっくり見たい。ボストンに行くしかないのか?






blog116m.jpeg

右側は、ミュージアムショップで買った
大好きな歌川国芳の「金魚づくし」の絵があしらわれた
小さなメモパッド(この美術展とは無関係です~







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プロフィール

ゲンちゃん

Author:ゲンちゃん
2002年、スペインタイルアート工房の通年コース受講開始。
スローペースでなんとか卒業し、以後、
気のむくままに制作を続けています。

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