2018-05-29

マルタ旅行


マルタ共和国に行ってきました。(^-^)/



友達に「マルタに行く」と言ったら

「どこ、それ?スペイン?
あ、分かった、イタリアでしょ!
え?違うの?もしかして国?」という反応。


まぁ、ワタシも実際に行くまでは
マルタがどこに位置しているか、とか
どのような国なのか、
基本的な情報は
正確には掴んでいませんでしたが。。。






シチリア島の南に位置する
マルタ島、ゴゾ島、コミノ島と2つの無人島で構成される
小さな国で、面積は東京23区の半分ほど。


地中海のヘソとも呼ばれるこの地には
エジプトよりも古いと思われる
巨石神殿の遺跡が点在しています。

イタリアとアフリカに挟まれたこの島々は
太古より様々な民族の襲撃を受けたり
征服されたりしてきました。

16世紀にオスマントルコが攻めてきたときには
ここを拠点として聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)が
凄まじい戦いを繰り広げました。

17世紀初頭(1607年)には 
ローマで殺人を犯したカラバッジョが、
追っ手から逃れてマルタ島にやって来ました。
3年半近くマルタに滞在した間に描いたのが
彼の最高傑作ともいわれる「聖ヨハネの斬首」

カラバッジョは自分の作品にはサインしないのですが、
唯一、この作品にだけはサインがあるのです!!


横5m縦3mくらいの
カラバッジョの最も大きな油絵。
常に人だかりがしていますが
この部屋に長居する人も多数います。

ワタシもそのうちのひとり。
   

blog118v2.jpg

マルタの大聖堂に飾られた
この絵を観に、世界中からカラバッジョ・ファンが
訪れます。

この絵を観るのも今回の目的の一つでした。







昨夏、ランペデューサ島で
「まるで船が浮かんでいるように見える
透明度の高い海」の美しさに感動してから
同じように透明な美しい海が見られる、という
コミノ島のブルーラグーンに是非、行って見たいと
思っていました。


で、これがブルーラグーンです。

  ↓

blog118v1.jpg

晴れて波が穏やか、船の影が海底に写って
実際、本当に浮かんでいるように見えました。

海の色がダークブルーからエメラルドグリーンへと
変わるさまがたとえようもないほど美しい海です。

前日まで突然の雷雨があったりして
(雨が降って、海の水が濁ったり、
曇っていたりしたらこの光景は見られないのです)
見られるかどうか、直前までドキドキしていましたが、
マジにラッキーだったと思います。

マルタは5月中旬以降には
快晴が続き、ほぼ乾季に入ると言われていますが
今年は例年になく気温の低い日が長引いていたようです。
日中は30度近くなるのに
朝晩は15度に届かず、肌寒さを感じました。

そんな気候なので、まだそれほどビーチは混んでいませんでした。
夏のバカンスシーズンには
まさに芋の子を洗うような状況になるそうで
この時期に行ったのは正解だったと思います。





ワタシはその昔、A.J.クィネルという作家が書いた
元傭兵クリーシィが活躍するシリーズ物の小説を
よく読んでいました。
小説の主人公はゴゾ島在住という設定、
作家も実際にゴゾ島住まいだったということで
いつか行きたいな、とずっと夢見ていた場所です。



ゴゾでタクシーに乗った時
運転手さんにクィネルを知っているか聞いたら
知らない、という返事。
おかしいな、イギリスからここに移り住んで
10年ほど前にゴゾで亡くなったはずだけど、、、と言ったら
「なんだ、フィリップ・ウィルソンのことか!!
彼のことは知ってるよ!
俺がまだ子供だった頃に遊んでもらったこともあるし、
会えば必ず好きにならずにはいられないくらい
魅力的な人だったよ~、大酒飲みだったけどね!」ですと。

ゴゾは小さな島で
島民がお互い同士を良く知っているような土地柄で、
20年近くもこの島に住んだ作家は
地元の人なら誰でも知っている存在だったようです。

クィネルは実はペンネームで、
執筆に集中するため、亡くなる間際まで
世間的には本名は明かしてなかったのです。
私生活ではペンネームを使うはずがないので
クィネルを知っている?という聞き方が間違ってました。



マルタの人々は
イタリア人みたいに陽気、というわけでもなく
なんとなくシャイな感じですが
人懐こく、とても親切です。

教育や医療が無料のため
安心して生活できる国らしく
人々はのんびりと人生をエンジョイして生きている、という
印象です。



今回は8日間、実質的には6日間という
まさに駆け足の旅でした。

真夏の観光は暑すぎるので避けた方が無難、との事なので
穏やかな季節を選んで また行きたいな、と思いました。



そういえば
バレッタにあるホテルのロビーで
人待ちをしていたら
上品そうな御婦人に「日本から来たの?」と
声を掛けられました。

その方、5月上旬に日本を旅して
マルタに帰ってきたばかりだ、との事。

北から南まで
新幹線で移動しながらの旅だったそうですが
「日本は本当に美しくて素晴らしい国ね!」と
仰っていました。

こういうの、本当に嬉しいですよね。

ますますマルタとマルタの人を好きになりました。











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theme : ヨーロッパ旅行記
genre : 旅行

2017-09-27

南イタリア旅行

今月初めに

南イタリアに行ってきました。



ナポリ近郊アマルフィ海岸やカプリ島、シチリア島、ランペデューサ島など

信じられないほど美しい夏の海を満喫し、

ちょっぴり遺跡巡りもして(夏の遺跡巡りは

日陰があまりないのでけっこう過酷です、、、

内容盛りだくさんでサイコーの旅でした。



ワインも食事もサイコーでした。

南イタリアは特に新鮮な魚介類が美味しくて

旅行中は毎日毎日、ランチとディナーに

必ずワインと共に頂いていましたが、、、、、

食事の時の写真を撮ってなかったので

残念ながら割愛します。。。









以下、タイル関連の話をまとめます。




まずはシチリアのカルタジローネ。


blog118u1.jpg


スカーラ(階段)が有名です。

149段ある階段の蹴上がりに

マヨルカ焼きのタイルがはめ込まれています。




blog118u2.jpg


一段一段すべてのデザインが違っています。





階段を昇る途中、左右に陶器屋さんが

並んでいます。

そのうちの一つに入り、女性の店員さんと話していたら

実は彼女がその店の製品を絵付けをしている当人だと分かりました。

「絵付け歴は30年よ」との事。

店員さんじゃなくてショップオーナーでした。

「ワタシ、スペインのマヨルカ焼きの絵付けを

習っているんですよ~、えっと15年くらいかなぁ。。」と言ったら

店の裏にある工房を見せてくれました。

焼成温度は900度だとの事でした。

カルタジローネの陶器は

濃いブルーとイエロー、オレンジ、グリーンを使用し、

シンプルな柄だけれど温かみがあります。

代表的な柄はアーカンサス(地中海地方に多く自生する植物)だそうで、

オリーブオイル入れの壺と 角皿を買いました。








タオルミーナの陶器屋さんで

赤い色がとても印象的な陶器が沢山あったので

タオルミーナの陶器ですか?と聞いたら

サント・ステファノ・ディ・カマストラで作られている陶器ですよ、と教えてくれました。

タオルミーナでは陶器を作っておらず、

シチリアで売られている陶器はほぼすべてが

カルタジローネとサント・ステファノ・ディ・カマストラから

送られてくるそうです。



これがサント・ステファノ・ディ・カマストラ(santo stefano di camastra )の陶器です。

赤と水色のコントラストが非常に美しいです。


blog118u6.jpg
 

小鉢より少し小さめの器です。

高台(こうだい)に糸を通す細い穴が開いていて

壁に飾ることも出来るようになっています。











タオルミーナのメインストリート(と言っても小さい通りです)を

ブラブラ歩いていたら

こんな看板を見つけました。


blog118u5.jpg

タオルミーナのセラミカ、 アートワークショップ、と書いてあります。




blog118u8.jpg




細長い通路を通って中に入ると

様々なタイプの作品が壁やテーブルに展示され

販売もされていました。



作品の写真撮影はNGでしたが

デザインはわりとモダンな柄から風景画、さらには

漢字(!!)まであり 「春夏秋冬」なんて書いてある

タイルがありました。



奥の小部屋で小柄な女性がスツールに座って絵付けをしていました。




日本から来たんです、と話しかけたら

絵付けの手を止めて「ようこそ」と迎えてくれました。

「KERAMEION」と言うのは ギリシャ語でセラミカを意味するそうです。

街中のお土産屋さんで見るような伝統柄ではなく

独自のデザインでタイル作品を作っていらっしゃる

作家さんと話が出来るとは思っていなかったので

嬉しかったし、とてもラッキーでした。








アマルフィの街中にあった陶器屋さん。



blog118u3.jpg


シチリア名産のレモンがデザインされた陶器が

多くありました。

シチリア産のレモンは皮が厚いのですが

果汁に富んでいて

くし形に切ったレモンにオリーブオイルをたっぷりかけて

さらに塩を少しふったものを

サラダとして食べることが多いと聞きました。










ナポリあたりのお土産屋さんで

よく見かけたのが なんとクエンカタイルでした。

写真は撮っていませんが、

以前来た時には、ほとんど見かけなかったような気がします。

小型のプレートやマグネットなど、ちょっとしたお土産として

安価で売られていました。

どこで作られたものかチェックしてきませんでした










久しぶりに訪れた南イタリア。



北と比べると やはり失業率は高そうだし、

時間通りにはいかないし、何かを頼んでもすぐには対応してもらえない。

日本的なサービスにはついぞお目にかかれませんが

お客の側もサービスの側も、あんまり些細なことに拘らず

それぞれ自分の人生を楽しんで生きているなぁ、という感じ。

やっぱりスペインに似ているのかな。。。。



かと言って、他人を無視しているわけでは全然なくて

とんでもなく義理堅く、人情に厚いという側面もあるのです。

ラテンの精神で「心配するな、何とかなるもんさ」という考えで

少しくらい不都合があったって

笑い飛ばして生きていく、そんな力強さに満ちていました。












theme : ★イタリア旅行★
genre : 旅行

2017-08-05

大塚国際美術館(徳島県)

今回、

タイル制作のお話は ひと休みさせていただきまして

国内旅行のお話でございます。




7月初めに徳島・鳴門に行ってきました。

お目当ては 大塚国際美術館 と 鳴門の渦潮 です。
 




大塚国際美術館は

徳島に本拠地を置く大塚製薬会社が

創業75周年記念事業として、今から約20年前の1998年に開館。


海外の名画の数々を、なんと すべて原寸大の陶板画で再現し、

広大な館内に展示しているというユニークな美術館です。






地下3階地上5階の建物を使った展示スペースに

古代壁画から現代絵画まで なんと作品数1000点余が展示されていて、

展示経路はなんと距離にして4キロ以上!! 、、、、4キロ、、、






チケットを買い、地下3階の入り口を入ると

右側にミュージアムショップ、左側にはカフェ、

真正面には大きなシスティーナ・ホールがあります。


このホールに、あのバチカン・システィーナ礼拝堂の

天井画および正面祭壇画が原寸大の陶板画!で再現されています。
(くどいようですが原寸大ですからね~!!



バチカンで本物を見たことがありますが

礼拝堂は当然のごとく、世界中から集まってくるものすごい数の観光客でごった返していて、

せっかくの素晴らしい絵画も ゆっくり立ち止まって見ることは出来ません。

警備員も神経質に「前に進め」と急かすし、後ろからもどんどん押されてしまうので

上を向いて天井画を見るなんてほぼ不可能です。



ここではミケランジェロの「天地創造」と「最後の審判」を

かなり落ち着いた静かな環境で、ガイドさんの丁寧な説明と共にゆっくり鑑賞できるんです。

ちなみにここのヴォールト(「穹窿(きゅうりゅう)」)部分の陶板が完成したのは4年前。

微妙なカーブをもつ陶板を作るのが至難の業だったそうです。


ここで壮大なミケランジェロの最高傑作にガーンと

深い感銘を受けた後は、古代から順々と時代を遡る感じで

名画が展示されている館内を順路に従って

歩いていくことになります。



古代遺跡とかはあまり興味がないのでサラッと鑑賞、

矢印に沿って進んでいくと、やがて「中世」「ルネッサンス」「バロック」と

大好きな分野にたどり着きます。



プラド美術館にある ヒエロニムス・ボッシュの「楽園の園」

いままで一体何回見たことか。

で、何回見ても「あれ?こんなモチーフってあったっけ?」というほど

すべてを見切ることが出来ない祭壇画です。

この祭壇画も勿論、原寸大で再現されていて、

しかも 一定の時間がたつと自動的に開閉する仕掛けになっていて

閉じた状態で祭壇画裏面に描かれた「天地創造」を鑑賞できます。



フェルメールの絵なども陶板画で展示されていて、

陶板ですから表面をそっと触ったりしている鑑賞者もいます。

(実はワタシも「デルフトの眺望」はちょびっと触ってみました)

油彩は油絵の盛り上がりなどもある程度再現されているので

それらしい質感が感じられます。





ダ・ビンチの「岩窟の聖母」は 

ルーブル美術館のものとロンドン・ナショナルギャラリーのものが横並びになっているし、

「最後の晩餐」は 修復前と修復後の絵が向き合って並ぶ、という展示も

当たり前ですが原画では不可能な展示方法がすごい。



デューラー師匠の油絵ももちろん多々あります。


ゴヤの黒い絵を再現した部屋も用意されています。


ジョットー、マザッチョ、ラファエロ、ボッティチェリ、ベラスケス、

ムリーリョ、スルバラン、エル・グレコ、レンブラント、ルーベンス、

カラバッジョ、フラ・アンジェリコ、ティチアーノ、ルーベンス、

ブリューゲル、クラナッハ、ヤン・ファン・エイク、ホルバイン、、、


贅沢過ぎる空間です。。。。。



ヨーロッパの名だたる美術館には足を運びましたが

スコットランドとかアメリカの美術館はカバーしきれていないので

そうした美術館でしかお目にかかれない名画の数々を今回見られて

大塚製薬さんにあらためて感謝したくなりました。


こうして陶板画に着手したのは 鳴門海峡の白い砂が

陶板に適した材料である、という発見が1970年頃だった、という

当館開業までの歴史が館内のパンフレットに書かれています。




どうせコピーなんでしょ、なんて侮るなかれ。

ワタシも行くまではちょいと猜疑心がありましたが

細部にまで完璧を期する日本人の気質がスゴイ!!

完成後は作品の検品で各国の美術館長や学芸員の方に

お墨付き&賛辞を頂いているというのも納得のクオリティーです。





足掛け2日間 合計で9時間くらい滞在しました。

両日とも 途中で歩き疲れてしまい、館内のカフェでお茶を飲んだりしたので
実質7時間半くらいか。


現代抽象絵画の展示部分は、時間と体力を考えた結果、

残念ながら見ないことにして(疲れてくると気力も萎えてきます。。。

その分、中世とルネッサンス、バロックをじっくりと見てきました。




広々と静かなシスティーナホール

blog118t.jpg


ボランティアガイドさんによる鑑賞ツアーもあるので

こうしたツアーを利用すると詳しい絵画の説明が聞けるので

とてもお得です。











鳴門の渦潮は 鳴門大橋の遊歩道・渦の道(有料施設です)を

徳島県側から トコトコと橋の真ん中に向かって400mほど歩いていき、

渦潮を真上から見る、というダイナミックな景観を堪能してきました。


海面から45m高い場所で、ガラスの床越しに渦潮を見られます。


ガラスの枠には「この上でジャンプしないでください」の注意書き。。。



ガラス床からは、渦潮に近づいていく うずしお観潮船も見えましたよ~ w(゚o゚)w

あんなに近くで観られるなんて、、、

blog118t1.jpg

海の深い緑色が素晴らしく美しい渦潮。




渦潮は潮流の関係で出来るので

毎日、観測できる時間が違うそうです。 し、、知らなかった。






徳島県、海の幸、山の幸もとびきり美味しく

人々もほんとうに優しくて、とっても素敵な場所でした







theme : 国内旅行
genre : 旅行

2017-06-05

クロアチア・スロベニア旅行

先月下旬から10日間かけて、
旧ユーゴスラビアを構成していた6つの共和国のうち、
マケドニアとセルビアを除く スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロの
4か国を旅してきました。

今回のお目当ては
クロアチアのプリトゥヴィツェ湖群国立公園と、アドリア海の真珠と呼ばれるドゥブロブニク
スロベニアのポストイナ鍾乳洞と アルプスの瞳と称されるブレッド湖です。

これまで ヨーロッパを旅する時には
美術館巡りをメインにしていましたが、
今回初めて大自然を満喫することに主眼を置きました。

毎日毎日、新緑の景色を拝み、
森林浴とマイナスイオンを浴びたおかげか
すっかりデトックス?できた感じです。


スラブ系の人たちはもともと勤勉で真面目な気質を持っているそうですが、
お店でも街中でも、出会う人たちは礼儀正しいうえにとても人懐こく、
さりげない気遣いを感じることが多くありました。
このあたり、少し日本人と共通する資質があるかもしれません。

日本は好きな国だ、とか、柔道が好き、とか
好意的な話も多く聞かれたし、
通りを歩いていて地元の子供たちが
「コンニチワ!」と声をかけてきたり、と
日本のイメージがとても良いことも嬉しい発見でした。


クロアチアのイストラ半島の小さな都市では
アドリア海を挟んで面しているイタリアの海洋国家・ベネチア共和国に
長く支配されていた影響で、街の雰囲気が非常にイタリアに似ていて、
陽気で冗談好きな人が多く見受けられました。
この地域ではイタリア語を話す人が多いそうです。



旅をする上で、とても助かるのが
旧ユーゴスラビア地域では
英語を話せる人が多い、という点です。

旧ユーゴ時代に故チトー大統領がソ連の社会主義体制に抵抗し、
独自の社会主義路線を歩み、
英語教育に力を入れていたおかげだそうです。



お目当ての4つの名所は勿論、素晴らしい景観を堪能できました。

他にも
古代ローマの円形闘技場跡が残る
クロアチアのトロギールや
15世紀から19世紀にかけてオスマン帝国の支配下にあったため
イスラム教の影響を色濃く残している
ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルもおススメです。

時々、自分がどこの国にいるのか
訳が分からなくなる時もありました。




しかし、何処に行くにせよ
一番必要なのは体力と脚力です。

特にプリトゥヴィツェ湖群国立公園は、最短のハイキングコースでも5キロメートル、
上級者向けにはなんと最長18キロメートルに及ぶコースもありました。
(所要時間は6~8時間とか。。。)

ポストイナ鍾乳洞の内部は
広大な洞内の一部を歩いて回りますが
アップダウンが多くて、ここも体力勝負。

さらにドゥブロブニクでは街を取り囲む城壁をほぼ一周しましたが、
距離はさほどでもないものの
やはり階段の昇り降りが多くて、健脚でないと翌日以降には完全に筋肉痛に見舞われます。


大自然を満喫したければ
やはり元気で体力があるうちに出掛けなければ、と痛感しました。



blog118s.jpg
ブレッド湖







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genre : 旅行

2016-05-15

バスク地方への旅

GWにバスク地方(フランスとスペイン)を旅行してきました。



独自の文化・伝統を守り続けているバスク。

経済的に豊かなおかげで治安は非常に良いようで、
街中をブラブラ歩いていてスリや置き引きに合うなど
ほとんどないそうです。
短い滞在日数でしたが、実際、真夜中に街を数人で
歩いていてもまったく危険を感じることがありませんでした。



バスク地方はミシュランの星がつくレストランが多くあり、
ピンチョスにも代表されるように美食で有名な場所ですが、
食文化とともに、いやそれ以上に人間関係をとても大切にしています。



バルでそれぞれの店がお得意とするピンチョスを食べ歩く、という
いわゆるハシゴ酒もすこぶる楽しめますが、
地元の人々が作る会員制の美食倶楽部「ソシエダ」は
特に興味深いシステムです。



今回、たまたま運よく、とあるソシエダで
会員とその家族・友人たちと一緒に食事をさせていただく機会がありました。

男性限定の倶楽部、と聞いていましたが
近年は女性もそこで一緒に食事は出来るそうです。
ただ、厨房は今でも女人禁制だとか。


約束もなくいきなり訪れた私たち(うち一人は現地在住で会員の知人)に
会員の方達は
「いいところに来たねぇ。今、ちょうど美味しいホワイトアスパラが
茹であがったんだよ~!一緒に食べない?」と、まさかの御招待、
こちらは日本的に
「いえ、お気遣いなく、、ただ見学に来ただけで、、、」とモゴモゴ言ってるうちに
瞬く間に、席とお皿とナイフ・フォークがささっと準備され
「はい、はい、とにかく食べてってよ」

勢いに流されてテーブルに着きました。
気がついたら一緒にワインを飲みながら
さらに2~3皿と締めくくりのデザート(これも手作り)まで
いろんな話をしながら、めちゃくちゃ盛り上がってしまいました。。。。

あれ?え??マジっすか??




美食倶楽部、というと
高級な食材を持ち寄って、高級レストランのような雰囲気の中で
厳粛に食事する、、というイメージを持ってしまいますが
実はまったく違いました。

会員がそれぞれ手分けして市場で旬の食材を買って
厨房に持ち込み、ワイワイガヤガヤと世間話をしながら
楽しく料理をするのです。
とはいえもちろん料理の腕は抜群の人たちなので
供される料理はサイコーに美味しいモノばかり!!
しかも食べる種類と量がハンパなく多い!!!
もちろんチャコリ(微発砲の白ワイン)や赤ワイン、ビール等
アルコールの量もスゴイ。。。。




サン・セバスチャン近郊の街に住む別のスペイン人に話を聞いたら、
その街のソシエダでは女性も会員になれるそうです。
面白いことに
男性会員が料理するときには女性会員はテーブルに着いて料理を待ち、
女性会員が料理するときは男性会員はテーブルで料理を待つ、という
ルールになっているそうです。


以前は「男性会員のみ」だったソシエダも
時代とともにルールが変わってきているようですが
根底に流れている精神は
食事を介した人と人との付き合い、社交の場である、という事です。

単に料理を作って食べるだけではなく、
仲間とともに楽しい時間を過ごすことが一番の目的なのでしょう。


こういう社会では
周囲の人たちに隠し事はできません。
だれが何をしているか、考えているかが分かってしまうので
悪いことはできません。
自然と治安が良くなるのも分かります。






料理して、仲間と楽しくおしゃべりしながら一緒に食事し、
スポーツ等、体を動かすことが大好きなバスクの人々。
一見とっつきにくいかもしれないけど
仲良くなったらとことん生涯にわたって大事な友人になれるんだよ、と教わりました。



いいなぁ、バスク。。。

またいつか、この地方を旅しよう。






さて、スペイン・バスクについてばかり書きましたが
その前に
ボルドーやフレンチバスク地方も訪れました。

フレンチバスクも人々は本当に親切で
治安も良く、しかも海沿いには高級リゾート地もあり
それはそれは楽しい場所です。
(国境近くの街ではスペイン語も通じます




ボルドーといえば
1級格付けの5大シャトーを有するメドック地区をはじめとして
ワイナリー巡りは外せない観光ですが、、、、

ここで書くとさらに長くなるので割愛。





ワインも大好きだけど
同じくらいスペイン好きのワタシとして外せないトピックがありました。





それはこちら。


ボルドーの街中で発見しました。

blog118j.jpeg


ん?


もっと近寄って見てみましょう。

blog118i.jpeg



ゴヤの銘板でした。


ボルドーでゴヤ。。。。




数秒して、ワタシは「ギャ!!」と飛び上がってしまいました。


そうなんです。

ゴヤは最晩年にスペインからフランスのボルドーに亡命し、
この地で没していたんです。


そうだった!!


もう30年くらい前に夢中で読んだ堀田善衞の「ゴヤ」が
いきなり頭によみがえってきました。



ゴヤの絶筆の作品とされる
「ボルドーのミルク売りの娘」は

そうか、この地で描かれたんだった。。。。


ちょっと、、、、


いや、かなり感動。。。。








今回の旅は
盛りだくさんで、ここ数年で一番収穫の多い旅行でした。

ついでに、往復の機内でも映画三昧ですっかり寝不足。

劇場に通う暇も熱意もなかった「スターウォーズ フォースの覚醒」も観れたし、
「白鯨との闘い」「オデッセイ」も楽しめた。

しかも!!

6月公開を首を長くして待っていた「デッドプール」も観ちゃったし!!
吹き替え版しかなくて、ちょっとガッカリだったけど、
日本語訳も上出来!!
面白すぎて爆笑、周りに迷惑かけたかな、スミマセン。。。。





時差ボケ治ったから「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」見に行こう!!!!







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プロフィール

ゲンちゃん

Author:ゲンちゃん
2002年、スペインタイルアート工房の通年コース受講開始。
スローペースでなんとか卒業し、以後、
気のむくままに制作を続けています。

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