2010-03-29

クエルダセカの色見本

クエルダセカで使われる釉薬は
種類が多く、しかも混色できるので
際限なく種類が増えていく、、、という
やっかいなシロモノです。

通常使う茶色っぽいタイルと
白タイルとでは発色が違います。
スペインタイルアート工房にはもちろん
両方のタイルでの色見本があります。

風景画を描くときには
白タイルを使うのですが、
種類が多いので、いつも混乱してしまう、、、

じゃ、いっそのこと工房にある
全色を網羅した白タイル見本を作っちゃおう、
ということで始めた作業。
これが意外に手間取ることに、、、


まず

①工房にある混色をすべてチェックして紙に書き出し
②基本色、基本色+B(白)、基本色+基本色、、など混色の分類、
③分類ごとに一枚のタイルに収まるように仕分け、
④黒の顔料で白タイルに色番号を書き、
⑤釉薬をおとして 最後に焼成


②~④までは自宅で色番号を見ながら
あれやこれやと ノロノロ作業。

思ったより混色の数が多くて
色見本は全部で白タイル4枚分に。




まずは色見本一枚目。
基本の18色、透明釉薬の10色、
マットな質感のCG、PGE系の10色。


blog97.jpeg

円や長方形に釉薬を落とす単純作業、、、なのに
はみ出るわ、凹むわ、で散々な出来。
CG系は 中に含まれるガラス片の数によって
焼成後の模様が替わります。
こればかりは焼成してみないとどんな模様になるか
分からない、というミステリアス?な釉薬。
サンプルは思いっきりガラス片をのせたので
マーブル模様になってます。





色見本2枚目は 基本色とB(白)の混色。
優しい色合いのパステルカラー。

blog97a.jpeg

隙間が空いてるのは 今後新たな色が出来たら
付け足していくつもり。

黒のグラデーションは左から右に向かって
順に白さが増していくはず、、、なんだけど
あれれ、どうもヘンですねぇ。  
まぁ、いいか。こんな感じ、っつう事で。





3枚目は基本色+基本色。


blog97b.jpeg


こちらは思いがけなく綺麗でつやのある色が出来たりして
今後も混色実験の価値がある?分野。





4枚目は 基本色2色+Bと 基本色3色の混合。
現在、工房にて焼成中。
出来上がり次第、アップしま~す。








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2010-03-23

サンタ・カリダード施療院

ほぼAサイズの風景画が出来上がりました。


blog98d.jpeg


スペイン・セビリアにあるサンタ・カリダード施療院です。

壁面に飾られた聖人のタイルがきれいな建物です。



下が元ネタの写真です。

実際は もっと濃い色の青空で
(スペインに行かれた方は分かると思いますが、
あちらの青空って紺碧の海が空に広がってる感じです)
釉薬もかなり濃い、ダークブルーの空に仕上げました。


blog98e.jpeg


壁面のタイル部分をどうするか悩みました。
水彩で描くのは細かすぎて絶対にムリ!
白タイルだから ブルーの顔料をオイルで溶いて
クエルダセカの細筆で描いちゃおう!




製作途中の段階。

《下絵完成》

blog98.jpeg

《釉薬をのせた状態》


blog98c.jpeg





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2010-03-16

花を持つ宮廷の女性達

スペインタイルアート工房の専門コースで
ギリシャの黒絵を作っていましたが、
カリキュラム最後の作品が出来上がりました。


オリジナル作品は15cmx15cmタイルを
6枚使用していますが、
先生に許可を頂き、4枚で作成。
デザインも少し変えました。


ベースが白のエンゴーべなので
一度焼成して完成です。
(透明釉薬をかけて再焼成すると
黒のエンゴーベがかすれる恐れがあるので)



blog96.jpeg




blog96a.jpeg

人物部分の拡大写真です。



ギリシャ黒絵技法で使われている
ベージュ色のエンゴーべは
テラコッタ色とレモン色のエンゴーべを
1:1の割合で混ぜて作っています。
(右側の女性の衣装の袖部分の色がベージュです)


テラコッタもレモンも単色として
非常にきれいな色味なので
今回、テラコッタを単色で使ってみました。

左側の女性の帽子、衣装の肩と袖、裾部分、
それと翼?の上部がテラコッタ色です。
あと、細かいけど花芯部分も
ちょこっとテラコッタで彩色。

実際に見ると ややくすんだピーチ色といった
感じで、少し華やかな感じが出たようです。
調子に乗って 花が風に吹かれて舞うような
ロマンチックな?デザインに。









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2010-03-10

クエルダセカの時計【アラビア風建物】


スペインタイルアート工房の教室の壁には
カリキュラムで作る作品の他にも自由制作の作品などが
所狭しと飾ってあります。


自由制作の一つで
建物の外観をクエルダセカで描いた時計があります。

かなり細かいデザインで2種類あり、
一つはカサ・バトリョです。


時計の文字盤周辺のデザインはそのままにして
建物だけをアラビア風にしてみようかな、と思って
作ったのがこの作品です。



blog94.jpeg

デザイン提供:一部スペインタイルアート工房



建物部分のアップ写真です。



blog95a.jpeg



アラビア風の建物、といっても
最初は何を参考にして良いやら
皆目見当もつきませんでした。

スペイン国内ならアルハンブラ宮殿とか
メスキータなどがイスラム建築の代表格ですね。

それもいいけど もっと御伽噺的な、
例えば隊商(キャラバン)や
「アリババと40人の盗賊」の世界のイメージが
欲しかったのです。


本屋でなんとな~く世界遺産の本を立ち見していて
「これ、使えそうじゃん!」とひらめいたのが
なんとロシアの首都モスクワ赤の広場に立つ
聖ワシリー聖堂でした。
タマネギ型の屋根が印象的な建築物です。


屋根や壁面のデザインを頂戴して
ところどころコルドバのメスキータの
雰囲気を入れて、棕櫚の樹を描いて、
さらに左端建物の内側にパティオ風の空間を作り
噴水を描いて、、、と
なんだかすご~く適当なデザインを作り出しました。


これを作った4年位前は
なんとか自分でデザインを描きたいなぁ、と
思っていた頃でした。






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2010-03-03

トルコデザインの飾り皿



28cm径のお皿を使って
トルコのデザインをクエルダセカで描きました。

4年位前に作ったものです。




blog63.jpeg



いつもの通り、下絵をトレペで写してから
黒の顔料をオイルで溶いて
細筆で描いていました。


花や植物が多くて、鳥までいる
盛り沢山のデザインです。



こんなに綺麗なデザインなのに
全部を黒の線で描いたら
勿体ない気がしてきて、
スペインタイルアート工房の先生に
黒以外の顔料を溶いて
オイル描きしても問題ないのか
訊いたところ、差し支えありません、との事。

それでは、、ということで
葉っぱは緑、お花は赤や紺、、と
様々な色でオイル描きをしました。

鳥は水色のラインで描きましたが、
やや印象が弱くなってしまったので、黒で描きなおし。
なんでもかんでも色をつければいい、
という訳ではないな、と納得。


後に 風景画をタイルで描いた時、
黒以外の顔料で下絵を描くことになるのも
このお皿での経験が元になったのかも知れません。




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プロフィール

ゲンちゃん

Author:ゲンちゃん
2002年、スペインタイルアート工房の通年コース受講開始。
スローペースでなんとか卒業し、以後、
気のむくままに制作を続けています。

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