2010-07-28

牡丹の大皿② 透明釉薬について

さて、前回の続きで、透明釉薬のお話です。

エンゴーベの上にかける透明釉薬は2種類ありまして
一つは「5005」という名称、もう一つは「Cー101」です。


エンゴーベについて大雑把に分けると
黒、白、茶、ベージュ等はギリシャ黒絵技法、
黄、ピンク、ブルー、グリーンなどはアルザス地方の陶器やタイルでよく用いられます。


Cー101は一般的にギリシャ黒絵(黒、白、茶、ベージュなど)の
作品に使われている透明釉薬。
黒い部分が特に、濡れたような美しい光沢が出ます。

5005は 黄、ピンク、ブルー、グリーン等のエンゴーベが
非常に美しく発色してくれる透明釉薬です。





blog107a.jpeg




、、、で、この牡丹のデザインは、黒の背景も
ブルーの葉や花もしっかり発色して欲しい!という訳で
どちらの釉薬を使うか決めるためにサンプルを作りました。




blog107b.jpeg


これはタイルの切れ端5cmx15cm。

全体に黒エンゴーベをのせた後、色エンゴーベをのせて
同じような模様を3回描き、一度焼成しました。
一つ目は5005のみ(左側の白っぽい部分は5005を塗った状態です)
真ん中は 黒地にCー101、色エンゴーベ部分は5005、
右側はCー101のみ、とそれぞれ透明釉薬をのせて
焼成します。


どんなサンプルが出来てくるのか楽しみです。





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2010-07-24

牡丹の大皿① ギリシャ黒絵

前回の「トルコの市場」は自宅での下絵描きが終了、
スペインタイルアート工房で彩色していく作業に入りました。


その工房で、2ヶ月くらい前からのんびり、チマチマと
作っていたギリシャ黒絵技法の大皿です。約28cm径。
一回目の焼成が終わりました。


blog107a.jpeg

エンゴーベという化粧土(黒、白、茶、ベージュ、ピンク、黄、ブルー、
グリーン、テラコッタ等の色があります)を使って描いていきます。

エンゴーベは土成分が多いので、とても素朴で
落ち着いた雰囲気が出ます。

そして良い点は塗りなおしが出来る!という事です。

ははは、なぜ太文字で強調するかというと
デザインが出来た状態で描き始めるわりに、
「う~ん、この色はやっぱり使うのヤダなぁ~」とか
「おっと、混色も出来るんなら、ここは混ぜちゃう?」とか
制作途中でどんどん気が変わって塗りなおししたくなるからです。

水彩技法だと、色彩を途中変更なんて相当の向こう見ず?
クエルダセカ技法なら、ナイフで削ってやり直し、と
それなりにタイヘンですが
エンゴーベなら、あ~ら、カンタン、じゃ上塗りしましょうね~♪ってな感じです。

とはいえ、あんまり厚塗りしすぎると焼成中に剥がれる恐れもあるので
図に乗りすぎるのはイケマセン。

牡丹は写実に徹すればピンク、赤、黄色などですが
エンゴーベはなにせ成分が土なので
鮮やかな発色はあまり期待できません。
そのため、ピンクとブルーを混色してパープルにしたり、
幻想的にブルーの牡丹を作り出したり、
テラコッタと黄を混ぜて蜂蜜色にしたり、、、と
やりたい放題です。



一回目の焼成が終わった状態で
表面がざらざらしています。

このあと透明釉薬をかけて光沢感を出したいのですが、
さて、ここでどの透明釉薬をかけるか、が問題です。

例によって失敗を避けるべくサンプルを作ることに、、、。
サンプルの出来具合によっては、これで完成かも。

次回、その続きを書きます。


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2010-07-19

トルコの市場 その2  下絵を描く

カーボンで下絵をお皿に移してから
いつものように黒色の顔料で下絵を描いていきます。


blog106b.jpeg


ランプの柄をできるだけ表現したいので
クエルダセカの釉薬ではなく多色のオイル描きをしようかと
思案中。

ただこのデザインはリアリティをもたせなくても良いので
あまり描き込まないほうが良いかも。

とりあえず黒の顔料で全部描きあげることにします。







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2010-07-14

トルコの市場 その2  デザイン画  

以前、18cm径のお皿で作った「トルコの市場」

blog69.jpeg

これはスパイス専門店と陶器屋さんですが、
お店と登場人物を替えてシリーズ化?しようと
ネットや本、旅行の写真からいろいろと
ネタを拾っていました。

参考にしたのはトルコ・イスタンブールにある
グラン・バザール。


今回は ランプ屋さんと水タバコの道具を売る店に決定。




これがデザイン画。
blog106a.jpeg

水タバコは 以前 工房の先生に 中東っぽくていいじゃないですか?と
アイディアをいただきまして これをありがたく使わせていただきました。

商品としての水タバコの器械は
きちんと描くと細かすぎて彩色できなくなるので
かなり単純化してあります。
でもそれだと何の店か分からなくなるので
店の前で水タバコを吸っているオヤジを配置。
(それでもわかりづらいか?)
店の前に居座るただのヘンなオヤジにしか見えない?


ちなみにこのヒト、前回の陶器屋のオヤジです。
創造力欠如?のため、他にも同一人物を登場させていますが
いろんな人物を書き加えるのが楽しくてしょうがないシリーズです。


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2010-07-10

船戸あや子個展

船戸あや子個展に行ってきました。


銀座メルサの近くにあるビルの5階にある
ギャラリーカメリア
真っ白な壁に囲まれた空間に
個展のテーマでもある青い色を中心にした作品が
よく映えて、とてもきれいです。

青、というと冷静、沈着、静寂といったイメージを抱いてしまいますが
船戸あや子さんが作り出す青は 
心の奥底から湧き出てくる、汲めども尽きぬ泉のように
躍動感にあふれ、力強いエネルギーを感じさせる世界です。

タイル、という二次元から 作陶という三次元へ、
もともと追求したいと思っていた表現方法を使って 
今後もますます独創的な作品を
生み出していかれることでしょう。


偶然、アトリエTa~co主催のK嬢と遭遇、久しぶりの再会も出来ました♪

個展は明日 日曜日までです。

銀座にいかれる方は(バーゲン真っ最中だし、予定を立てている方は多いかな?)
是非、寄ってみてはいかがでしょう?




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2010-07-05

ゴッホ「収穫」 その5

かれこれ一ヶ月かけて作った「収穫」のタイル
焼きあがってきました。


blog105i.jpeg


タイル12枚組でサイズは横60cm 縦45cmです。


空の色もサンプルを作ったおかげで
イメージどおりの色合いになりました。

オリジナルの絵は油絵なので 
空はもっと厚塗りになっていますが
クライアント?の家人曰く
「居間に飾るから あまり重い雰囲気じゃ
無いほうがいい」とのこと。

と 云うわけで 今回は手直しをせずにこれで完成です。

あとは この大きさに合う額をユザワヤさんで買ってくるつもりです。
このサイズの大きさってF12かP15ですかね~。

ゴッホの絵に失礼にならないような
格調高い額を見つけてきま~す♪




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プロフィール

ゲンちゃん

Author:ゲンちゃん
2002年、スペインタイルアート工房の通年コース受講開始。
スローペースでなんとか卒業し、以後、
気のむくままに制作を続けています。

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