2017-09-17

デューラーの水彩画 「池の小屋」 を模写する その2



先週、南イタリア旅行から帰ってきました。



あちらは、まだまだ真夏の太陽が照りつけていて
日中は35度近くまで気温が上がります。

さすがに朝晩は涼しいのですが、
(夏の稼ぎ時に懸命に働く)お土産屋さんを冷かしたりしながら
バカンス客達はノンビリと海水浴や日光浴、
お散歩を楽しんでいました。

ワタシも観光している間に、肩や腕、顔もすっかり日焼けしました。

まぁ、日焼けなんて全然気にならないし、
充分にエンジョイしたのは
何といっても美味しい地元ワインとお食事です

同行した方たちが
ワイン好き&グルメ&めっちゃポジティブ人間ばかりで
ずーっと楽しく過ごせた、まさに至福の旅行でした。


そのうちに旅行記をアップしますね。








さて、今回は

500年ほど前にドイツ・ルネサンスの巨匠デューラーが描いた風景画を

マヨルカ水彩技法で模写した作品の続きです。




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15cm角タイル一枚に描いていますが、

この水彩画の実物は 21cm×23cmです。










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絵付けが終了した状態です。




池の水面はブルー、イエロー、オレンジ、グリーンが混じりあい、

非常に美しい光景です。




後代の研究者によって

ここは ニュルンベルグ郊外、聖ヨハネ聖堂の近くにある

池である、と特定されているそうです。












焼成後はこちら。



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これで出来上がりです。








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genre : 趣味・実用

2017-09-02

アルハンブラ宮殿 貴婦人の塔  その2

3年前に行ったアルハンブラ宮殿内の

貴婦人の塔で撮った写真をもとに風景画を描いています。




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描き始めた頃は 猛暑日の連続でした。

外出するとあまりの暑さに 足元からゆっくりと

茹で上がって?いきそうなほどでしたが、、、、



ここ2~3日はすっかり気温が下がってきて

長袖を着込み、夜は毛布を一枚追加して寝ています。







さて、世界遺産のアルハンブラ宮殿、入場するだけでも

事前準備?が大変でした。

まずはネットで予約(これは旅行会社に代行してもらいました)

予約した日にちと時間が明記されたバーコード付きのチケットを持っていき、

指定された時間に入場します。


当日券もありますが、チケット窓口には長蛇の列ができていて

売り切れてしまったら、その日の入場は不可能、

そんなこんなで、入り口周辺は押し合いへし合いの大混雑。



宮殿内に入ったのちも、要所要所に係員がいて、そこを通るときに

いちいち一人一人のチケットを提示させバーコードを読み取るのです。

全てがきっちりとシステム化され、入場者の動向を管理しているようです。









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20年以上前に初めてアルハンブラ宮殿を訪れたときは

閑散としたチケット売り場でチケットを買って入場し、

ゆったり、のんびりと宮殿や庭園を散策したものでした。

庭園管理のオジサンがテキトーに鼻歌を歌いながら

水やり作業していたりして、本当にのどかな場所でした。。。









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建物の向こう側に ちらと見える山はサクロモンテ。








なるべく人のいない時間帯を狙って撮りましたが、

よく見るとカップルが写っていて、

彼らも描きこんでしまいました。


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Tシャツに短パン姿の、とても若い二人です。







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クエルダセカ釉薬で彩色を始めました。









制作が中途半端な状態ですが

明後日から10日間ほど旅行に行ってきます。










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2017-08-22

デューラーの水彩画 「池の小屋」 を模写する その1

アルブレヒト・デューラーが1496年に描いた水彩画の模写をします。




タイトルは「池の小屋」です。




15cm角タイルに施釉し、

下絵を転写してから マヨルカ水彩技法で描いていきます。




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手本にした水彩画のオリジナルサイズは 21cm×23cmです。






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画面手前は池の岸になっていて、

左側には簡素な木の舟が見えます。







この風景画を描いたのが 朝なのか夕方なのか 

画面全体がオレンジがかった光に満ちていて、

とても幻想的な風景です。


















スペインタイル工房のHP内で

教室の卒業生であるMさんのスペイン旅行記が掲載されています。

6月末から始まった全5回の旅行記の

最終回(プルジェナとグラナダ編)が

8月21日に更新されました。 ⇒  ハートマークをクリックしてくださいませ。



団体旅行では決して行けないような

南スペインの小さな村々を訪れる旅、

小さな村でも そこには必ず、その土地独特の生活習慣や文化があり

スペインタイルのデザインや形状にも深い影響を

与えているんですね。。。



とても素敵な旅行記です。

素晴らしい写真と共に、ゆっくりとご覧くださいませ!

















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2017-08-10

アルハンブラ宮殿 貴婦人の塔  その1


2013年の夏に訪れたスペイン・アルハンブラ宮殿で

撮った写真をもとにクエルダセカ風景画を作ることにしました。


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15cm角タイルを4枚使用、

これは上の2枚です。


30cmx30cmサイズの作品になる予定です。





昨日の東京は最高気温37度。。。





「スペインのフライパン」とも言われるアンダルシアも

メチャクチャ暑かったけど、緑の多いグラナダでは

ホッと一息つけたことを思い出しながら

ひたすら下絵を描いていきます。。。。。













スペインタイル工房のHP内にて 

教室の卒業生であるMさんのスペイン旅行記が掲載されています。

6月末から始まった全5回の旅行記が

随時更新されています。 ⇒  ハートマークをクリックしてくださいませ。

本場スペインの由緒ある邸宅に飾られた

アンティークなタイルの数々や 

趣のある街並み(街のあちらこちらのタイルの看板も!)の様子、

そしてその地方のグルメ等々、内容が盛りだくさんです!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


素晴らしい写真と共に、ゆっくりとご覧くださいませ!


8月8日に4回目の記事が更新されました。














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2017-08-05

大塚国際美術館(徳島県)

今回、

タイル制作のお話は ひと休みさせていただきまして

国内旅行のお話でございます。




7月初めに徳島・鳴門に行ってきました。

お目当ては 大塚国際美術館 と 鳴門の渦潮 です。
 




大塚国際美術館は

徳島に本拠地を置く大塚製薬会社が

創業75周年記念事業として、今から約20年前の1998年に開館。


海外の名画の数々を、なんと すべて原寸大の陶板画で再現し、

広大な館内に展示しているというユニークな美術館です。






地下3階地上5階の建物を使った展示スペースに

古代壁画から現代絵画まで なんと作品数1000点余が展示されていて、

展示経路はなんと距離にして4キロ以上!! 、、、、4キロ、、、






チケットを買い、地下3階の入り口を入ると

右側にミュージアムショップ、左側にはカフェ、

真正面には大きなシスティーナ・ホールがあります。


このホールに、あのバチカン・システィーナ礼拝堂の

天井画および正面祭壇画が原寸大の陶板画!で再現されています。
(くどいようですが原寸大ですからね~!!



バチカンで本物を見たことがありますが

礼拝堂は当然のごとく、世界中から集まってくるものすごい数の観光客でごった返していて、

せっかくの素晴らしい絵画も ゆっくり立ち止まって見ることは出来ません。

警備員も神経質に「前に進め」と急かすし、後ろからもどんどん押されてしまうので

上を向いて天井画を見るなんてほぼ不可能です。



ここではミケランジェロの「天地創造」と「最後の審判」を

かなり落ち着いた静かな環境で、ガイドさんの丁寧な説明と共にゆっくり鑑賞できるんです。

ちなみにここのヴォールト(「穹窿(きゅうりゅう)」)部分の陶板が完成したのは4年前。

微妙なカーブをもつ陶板を作るのが至難の業だったそうです。


ここで壮大なミケランジェロの最高傑作にガーンと

深い感銘を受けた後は、古代から順々と時代を遡る感じで

名画が展示されている館内を順路に従って

歩いていくことになります。



古代遺跡とかはあまり興味がないのでサラッと鑑賞、

矢印に沿って進んでいくと、やがて「中世」「ルネッサンス」「バロック」と

大好きな分野にたどり着きます。



プラド美術館にある ヒエロニムス・ボッシュの「楽園の園」

いままで一体何回見たことか。

で、何回見ても「あれ?こんなモチーフってあったっけ?」というほど

すべてを見切ることが出来ない祭壇画です。

この祭壇画も勿論、原寸大で再現されていて、

しかも 一定の時間がたつと自動的に開閉する仕掛けになっていて

閉じた状態で祭壇画裏面に描かれた「天地創造」を鑑賞できます。



フェルメールの絵なども陶板画で展示されていて、

陶板ですから表面をそっと触ったりしている鑑賞者もいます。

(実はワタシも「デルフトの眺望」はちょびっと触ってみました)

油彩は油絵の盛り上がりなどもある程度再現されているので

それらしい質感が感じられます。





ダ・ビンチの「岩窟の聖母」は 

ルーブル美術館のものとロンドン・ナショナルギャラリーのものが横並びになっているし、

「最後の晩餐」は 修復前と修復後の絵が向き合って並ぶ、という展示も

当たり前ですが原画では不可能な展示方法がすごい。



デューラー師匠の油絵ももちろん多々あります。


ゴヤの黒い絵を再現した部屋も用意されています。


ジョットー、マザッチョ、ラファエロ、ボッティチェリ、ベラスケス、

ムリーリョ、スルバラン、エル・グレコ、レンブラント、ルーベンス、

カラバッジョ、フラ・アンジェリコ、ティチアーノ、ルーベンス、

ブリューゲル、クラナッハ、ヤン・ファン・エイク、ホルバイン、、、


贅沢過ぎる空間です。。。。。



ヨーロッパの名だたる美術館には足を運びましたが

スコットランドとかアメリカの美術館はカバーしきれていないので

そうした美術館でしかお目にかかれない名画の数々を今回見られて

大塚製薬さんにあらためて感謝したくなりました。


こうして陶板画に着手したのは 鳴門海峡の白い砂が

陶板に適した材料である、という発見が1970年頃だった、という

当館開業までの歴史が館内のパンフレットに書かれています。




どうせコピーなんでしょ、なんて侮るなかれ。

ワタシも行くまではちょいと猜疑心がありましたが

細部にまで完璧を期する日本人の気質がスゴイ!!

完成後は作品の検品で各国の美術館長や学芸員の方に

お墨付き&賛辞を頂いているというのも納得のクオリティーです。





足掛け2日間 合計で9時間くらい滞在しました。

両日とも 途中で歩き疲れてしまい、館内のカフェでお茶を飲んだりしたので
実質7時間半くらいか。


現代抽象絵画の展示部分は、時間と体力を考えた結果、

残念ながら見ないことにして(疲れてくると気力も萎えてきます。。。

その分、中世とルネッサンス、バロックをじっくりと見てきました。




広々と静かなシスティーナホール

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ボランティアガイドさんによる鑑賞ツアーもあるので

こうしたツアーを利用すると詳しい絵画の説明が聞けるので

とてもお得です。











鳴門の渦潮は 鳴門大橋の遊歩道・渦の道(有料施設です)を

徳島県側から トコトコと橋の真ん中に向かって400mほど歩いていき、

渦潮を真上から見る、というダイナミックな景観を堪能してきました。


海面から45m高い場所で、ガラスの床越しに渦潮を見られます。


ガラスの枠には「この上でジャンプしないでください」の注意書き。。。



ガラス床からは、渦潮に近づいていく うずしお観潮船も見えましたよ~ w(゚o゚)w

あんなに近くで観られるなんて、、、

blog118t1.jpg

海の深い緑色が素晴らしく美しい渦潮。




渦潮は潮流の関係で出来るので

毎日、観測できる時間が違うそうです。 し、、知らなかった。






徳島県、海の幸、山の幸もとびきり美味しく

人々もほんとうに優しくて、とっても素敵な場所でした







theme : 国内旅行
genre : 旅行

プロフィール

ゲンちゃん

Author:ゲンちゃん
2002年、スペインタイルアート工房の通年コース受講開始。
スローペースでなんとか卒業し、以後、
気のむくままに制作を続けています。

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